もともと転勤の話はあったけれど
ついに旦那の転勤が決まってしまった…
そうなったときに、持ち家があると悩みますよね。
転勤するときに旦那だけ単身赴任になるのか
帯同の場合、持ち家は売るのがいいか、貸すのがいいのか…
今回は、単身赴任、持ち家を売却、持ち家を賃貸、持ち家を管理してもらう
4つの選択肢のそれぞれのメリットやデメリットをまとめました。
持ち家があるから、ついていこうか迷っているのなら、ぜひ参考にしてみてくださいね。
転勤するならどんな選択肢がある?
旦那の転勤が決まった場合の選択肢をおさらいしてみましょう。
1.単身赴任
2.持ち家を売却
3.持ち家を賃貸に
4.親族に管理してもらう
考えられるのは、この4つです。
単身赴任以外は、妻も子どもも赴任先についていく(帯同)という決断です。
それぞれに、どんなメリットデメリットがあるのか見ていきましょう。
旦那が転勤で単身赴任するメリットデメリット
単身赴任とは、会社から転勤を言い渡され、家族と離れて一人暮らしをするというもの。
「家を建てた」「子どもの転校がかわいそう」などの理由で、単身赴任を選ぶご家庭も多いのだとか。
我が家も父が単身赴任で2年くらい過ごしたことがあります。
久しぶりに会うと、嬉しいやら恥ずかしいやらって感じでしたね。
旦那さんが単身赴任を選んだ時のメリットは、
●今の学校や職場(妻)、人間関係を保てる
●旦那分の料理や洗濯はしなくてもいい
●住宅ローン控除はそのまま受けられる
デメリットは
●旦那さんが子どもの成長を見逃してしまいがち
●生活費が二重にかかってしまう
●離婚率が上がるというデータも
大きなメリットとして、こちら(妻・子ども)の生活が大きく変わらないところですね。
お子さんが受験や進学を控えているのなら、「ついていかない」決断をする家も多いようです。
旦那さんが1人で生活してくれる分、料理や洗濯など家事の負担は減りますが
学校行事や病気の時は基本1人で対応することになります。
また、持ち家の住宅ローンが残っている場合は、ローンの返済と単身赴任先の賃貸料がかかります。
会社で赴任の住宅手当が支給されないのであれば、生活費も二重ですので、かなり厳しくなってきます。
住宅ローン控除は、金融機関に伝えれば、そのまま維持することができます。
また、お互いに新しい環境にストレスを感じてしまう場合も考えられます。
「独身に戻ったみたいで楽~」って考えられる旦那さんならいいのですが
家族第一の旦那さんだと、真っ暗な家に帰ってくるのが寂しくなってしまうかもしれません。
旦那が転勤で持ち家を売却するメリットデメリット
家族一緒に転勤先に行くのなら、家の売却も考える必要があります。
転勤が長期間になる場合やいつ戻れるかわからない場合です。
家を売却することで、まとまったお金が入りますので、今よりもいい家に住むこともできるかもしれません。
持ち家を売却するメリットは、
●売却でまとまったお金を得ることができる
●家族で新しい家に住むことができる
●転勤の期間が延びてしまっても大丈夫
持ち家を売却するデメリット
●売却に手間がかかる
●住宅ローンがある場合は売れない
(全てローンを払う必要がある)
●住宅ローン控除が受けられない
メリットとしては
家族一緒に移動するので、新しい勤務地で大変でも
家に帰ると家族がいてストレスは多少減るかもしれません。
さらに、まとまったお金が入るので、新居購入や生活費、住宅ローン返済にあてることができますし
急に転勤期間が延びた、無期限になったとしても対応できます。
デメリットとしては
新しい住居を探すのに加えて、売却の手間と時間がかかってしまうことです。
しかし、売却さえ終わってしまえば、住んでいない家の維持について考えなくてもいいので
家族と一緒に新しい生活のことだけを考えられます。
また、住宅ローンがあると売却できないので、ローンを払いきる必要があります。
これは、売却したお金で一括返済という手がありますので、住宅ローン控除がなくなっても大丈夫です。
旦那が転勤で持ち家を賃貸にするメリットデメリット
家族が一緒に付いていくのなら、その間、持ち家を貸す選択肢もあります。
この場合、住宅ローンを払い終える必要はなく、住宅ローン控除もそのままです。
持ち家を賃貸にする場合のメリットは
●家賃収入が入る
●住んでもらえることで家の劣化が防げる
●管理は不動産会社へお任せ
持ち家を賃貸にする場合のデメリットは
●急に転勤期間が縮まっても帰れない
●貸した人に当たりはずれがある
●住宅ローン控除が受けられない
新しい土地に移り住んでも持ち家の家賃収入が入り、家の喚起もしてもらえるので劣化を防ぐことができます。
家賃収入を住宅ローンに当てることもできますもんね。
しかし、家賃収入の金額は、「儲ける」というほどではないようです。
それは管理してくれる業者への手数料や、修繕費など維持管理費がかかってしまうからです。
そして、住宅ローン控除は受けられなくなります。
だからといって、自分が住んでいると偽って家を貸して家賃収入を得ている場合は
「金銭消費賃貸契約」違反となってしまいます。
また、借りて住んでくれる人がどんな人かわからないのは心配です。
キレイに使ってもらえるのならいいのですが、トラブルを起こしてしまう人だと困ります。
そして、転勤期間が短くなった場合、賃貸の契約期間が切れるまでは家に戻れない!なんてこともあるかもしれません。
旦那が転勤で持ち家を親族に管理してもらうメリットデメリット
家を親族に管理してもらうのなら安心ですね。
週に1回くらい換気してもらうだけでも違うようですよ。
このような選択をする人は、実家や義実家の近くに家があるが多いです。
持ち家を親族に管理してもらうメリットは
●換気・住んでもらえることで家の劣化が防げる
●転勤の期間の変更にも対応しやすい
●貸し出す場合、業者を介さないので手数料がかからない
●貸し出す場合は、家賃収入が低い
●住宅ローン控除が受けられない
●住宅ローンが残っている場合、金融機関に目を付けられる
知らない人に貸すよりは、知っている人に管理してもらう方が安心です。
もし親族で住んでくれる人がいれば、貸し出すのもいいですね。
その場合は、不動産会社を介さないので支払う手数料がかかりません。
しかし多くの場合、家賃収入は少なめに設定する方が多いようです。
また、住宅ローンが残っていて、親族にも借りて住んでくれる人がいない場合、金融機関は空き家の状態を嫌がります。
なぜなら、住宅ローンと新しい住宅の家賃(ローン)が二重になって、払えなくなってしまうことを恐れるからです。
その場合は、「売却」して一括返済か、「賃貸」で家賃収入を得るかの選択を迫られるかもしれません。
ただし、赴任先で家族と同居する、社宅に入るなどの場合は
金融機関に相談してみると柔軟に対応してもらえるようなので、話を聞いてもらいましょう。
旦那が転勤になったとき持ち家はどうする?メリットデメリット比較!
ここまで旦那が転勤になったときに持ち家はどうするのか、についてまとめました。
「いきなりのことで頭が回らない!」かもしれませんが
やることは山積みなので、少しずつ決めていきましょう。
単身赴任、持ち家を売却、持ち家を賃貸、持ち家を管理してもらう
この4つの選択肢のメリットやデメリットを比べて、どのような場合がオススメかを考えてみました。
≫≫≫単身赴任
●転勤が短期間
●旦那の赴任先の住宅手当が出る
≫≫≫持ち家を売却
●転勤が長期間
●住宅ローンを終わらせたい
≫≫≫持ち家を賃貸
●転勤が長期間
●家賃収入を得たい
≫≫≫親族が管理
●近くに親族がいる
●赴任先で同居する
●赴任先で社宅に住む
●住んでくれそうな親族がいる
転勤の条件やライフスタイルによって変わりますし
すぐに結論はでないかもしれませんが
家を売却して、そのまま済むことができたら少し問題は解決できそうではありませんか?
リースバックという契約を使えば、可能なんです。
リースバックとは、自分の所有する自宅を売却した後、毎月家賃を支払うことで自宅に住み続けられるという契約手法です。
売却によりまとまった資金が手に入るだけでなく、売買契約後も同じ自宅に住み続けられるというメリットがあります。
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例えば、お子さんが「卒業まであと1年なのに」とか「新学年から転校させたい」という要望も
リースバックを使えば、転校のタイミングを合わせて移動することができます。
リースバックを使ってみたいけれど、ちょっと難しそう…というのなら
無料で相談ができますので、気になることを聞いてみるといいですよ。
家を売却しても、新しい家を探すことなく住み続けられることで、少し余裕のある引っ越しができそうですよね。